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マンション買取のメリット・デメリット【仲介による売却と比較】

マンション不動産売買#マンション

最終更新日:2018.07.14

マンション買取のメリット・デメリット【仲介による売却と比較】

「マンションを売却しようと思っているが、仲介と買取でどちらの方法で売却しようか迷っている。マンション買取のメリット・デメリットを知りたい。」

そんな疑問に答えます。

 本文の内容

  • 仲介による売却と比べたマンション買取6つのメリット
  • 仲介による売却と比べたマンション買取たった1つのデメリット
  • 買取での売却に向いているマンションの特徴

弊社は地域密着型の不動産会社として11年目です。
これまで多くのマンション売却の相談を受けてきました。そして売却に関して、仲介と買取、どちらがいいか悩まれている方がたくさんいらっしゃいました。

そこでこの記事では、仲介による売却と比べたマンション買取のメリット・デメリットを詳しく解説します。

1.仲介による売却と比べたマンション買取6つのメリット

マンションを買取で売却するとき、仲介と比較したメリットは次の6つです。

メリット①:現金化が早い-早ければ1週間程度で入金

マンション買取の一番のメリットは、売却決定の早さです。マンションの査定で提示された金額がそのまま買取金額になるので、金額に納得できればすぐに売却がすることができます。

仲介での売却のように、査定から売却活動にかかる時間がありません。

そのため、急いで売却したいときやある期日までに売却しなければならないときには買取が適しています。買取であれば、早ければ即日売却で、入金は1週間後ということもあります。

買取業者選びに時間がかかったり、査定から書類の準備に時間がかかったりしても、2ヶ月以内には入金まで完了することがほとんどです。

メリット②:リフォーム不要-現状まま引き渡しできる

汚れがあったり、壊れている部分があったりしても、修繕することなく売却できます。

仲介による売却であれば、ハウスクリーニングや壁紙の張替え、水回りの設備の入れ替えなどを行わなければ買主が見つからないことも多いです。しかし、リフォーム費用をそのまま売却金額に上乗せできるわけでもありません。

その点、マンション買取では不動産会社が買主になります。査定も基本的には現状まま引渡の状態での金額なので、リフォーム費用など売却前の支出を抑えることができるのもメリットです。

メリット③:瑕疵担保責任を負わない

中古マンションを売却した場合、通常、売主は買主に対して瑕疵担保責任を負います。

瑕疵担保責任とは、”売買の対象物に隠れた瑕疵(=外部から容易に発見できない欠陥)がある場合、売主が買主に対してその責任を負うこと”の意味です。(コトバンクより)

例えば、買主が購入前に気づかなかったシロアリの被害や雨漏り、マンションの腐食などです。

こうした「瑕疵」がないことを売主は買主に保証しなければ、安心して購入することができません。ですが、「隠れた瑕疵」なので、売主ですら気づいていないことも多いです。

それでも仲介による売却であれば、責任は売主にあります。補修したり、損害賠償を請求されたり、隠れた瑕疵によって住めないような状況になれば契約の解除もありえます。

一方で、マンションの買取であれば、買主は不動産の専門家である不動産会社です。そして瑕疵担保責任は個人間売買でのみ適用されるものなので、買取であれば瑕疵担保責任が免責になります。

そのため、売却後に予想外のトラブルに合うことがないので安心して売却できます。

メリット④:仲介手数料がかからない

マンションを仲介による売却では、不動産会社が買主を見つけてきます。そのため、仲介手数料として費用が発生しますが、買取であれば不動産会社に直接売却するので仲介手数料はかかりません。

そして不動産会社が受け取ることができる仲介手数料は、宅地建物取引業法によって上限額が定められていますが、「売買価格の3%+6万円+消費税」までです。

3%と聞くと消費税よりも少ないので安いと感じますが、マンションの売却は高額になりやすいです。たとえば5,000万円でマンションを売却できたときには、手数料として156万円+消費税を上限とした手数料を支払う必要があります。

上限とありますが、多くの不動産会社では上限いっぱいまで仲介手数料を請求されることがほとんどです。

またマンション買取であっても、仲介業者を利用して買取業者に売却した場合には仲介手数料が発生するので、事前に不動産会社に確認しておくことをおすすめします。

メリット⑤:内覧の手間がない

自分がマンションを購入する立場であれば、内覧せずに買うことは考えられないでしょう。良さそうだと思ったマンションをいくつかみて、その中でいいと感じたものに決めると思います。

仲介による売却は買主が個人となるので、やはり内覧に対応する必要があります。そして内覧したとしても必ず購入してくれるわけではありません。売却のためとはいえ、内覧のスケジュールを中心に自分のスケジュールも合わせることや、内覧があってもなかなか売れないということは精神的にストレスになります。

しかしマンション買取であれば、査定のときの現地調査で不動産会社の担当者に見せるだけで完了します。

そのため、内覧に対応する時間的な余裕がない場合や、内覧されることそのものに対するストレスが強い場合もマンション買取で売却することがおすすめです。

メリット⑥:周りに知られずに売却できる

マンション買取であれば、チラシを出したり、売却物件としてインターネットに情報を載せたりする必要がありません。不動産会社に買取査定を依頼して、その金額に納得するかどうかですので、仲介による売却のような「販売活動」というものがないからです。

マンションを売却するというのは、なんとなく周囲の目が気になるものです。そのような方もマンション買取であれば安心して売却できます。

弊社でもマンション買取の査定は無料で行っています。お気軽にご相談ください。
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2.仲介による売却と比べたマンション買取たった1つのデメリット

マンションの仲介による売却と比べたマンション買取のメリットを6つ紹介しましたが、1つだけデメリットがあります。

デメリット:売却価格が低くなる

マンションを仲介で売却したときには5,000万円になるような物件の場合、3,000万円~4,000万円にまで売却価格が下がることがほとんどです。

マンション買取で不動産会社が利益を出せる仕組みは、リフォームやリノベーションによってマンションの価値を向上させて、買取額よりも高い金額で再販することがメインです。

そして買取であれば、現状引き渡しとなるため、不動産会社がハウスクリーニングやリフォームの費用を負担し、買取したあとで思ったように再販できなかったときのリスクも合わせて受けることになります。

そのため、マンション買取では仲介による売却と比べて売却価格が低くなってしまいます。

最初にリフォーム費用をかける金銭的な余裕があったり、内覧に対応できるだけの精神的な余裕があったり、売却が決まるまでの時間的な余裕があったりする場合には、マンション買取よりも仲介による売却で進めたほうが満足できる結果になるでしょう。

3.買取での売却に向いているマンションの特徴


マンション買取のメリット・デメリットについてお伝えしてきました。最後に、売却のときに仲介ではなく買取に向いているマンションの特徴についてお伝えします。

それは、「仲介では売れにくいマンション」です。具体的には次の3つのようなマンションになります。

その①:築30年以上のマンション

マンションの建て替えが行われる目安として、築30年というのがあります。

築30年以上のマンションであれば、様々なところに痛みが出ており、修繕が重なるようなマンションです。そのようなマンションをあえて購入しようとされる個人の方は少ないです。

また仲介で売却できたとしても、売却後に瑕疵が見つかった場合は、売主に瑕疵担保責任があるので、その補修費用を買主から請求される可能性があります。

築年数が古いマンションほど、売却しにくいだけでなく、気づけない瑕疵も見つかることが多いので、瑕疵担保責任が免責になる買取の方がいいでしょう。

その②:外観・内装がボロボロのマンション

外観・内装がボロボロで、リフォーム費用が多額になりそうな場合も買取が向いています。

リフォームしたあとに仲介で売却できたとしても、リフォーム費用分のもとが取れないことが多いからです。状態がひどければ、リフォーム費用を含めた売却に必要は費用が、売却価格よりも高くなってしまいます。

リフォームにも時間がかかり、そこから買主を探すにも時間がかかります。その間の維持管理費も支払い続けなければいけないので、特別な事情がないのであれば、マンション買取で速やかに売却することがおすすめです。

その③:事故物件となっているマンション

自殺や死亡事故があったようなマンションを仲介で売却できることはまずありません。事故物件となったマンションの売却を考えたときは、迷うことなく買取を選んで大丈夫です。

4.まとめ


マンション買取のメリット・デメリットについてお伝えしました。

マンション買取では、売却価格が低くなってしまうデメリットがありますが、その分早く、手間なく現金化できることがメリットです。瑕疵担保責任が免責になることも売却後の安心という面で大きなメリットです。

  • 半年~1年は売却決定を待てる時間的余裕
  • 売却前にリフォーム費用などを支払える金銭的余裕
  • 瑕疵担保責任があっても問題ないマンション

ということであれば、市場価格に近い価格で売却できる可能性がある仲介による売却を選んでもいいです。

ですが、

  • すぐにマンションを売却して現金を作らないといけない
  • 内覧の対応がストレスになる
  • 瑕疵担保責任を負いたくない

ということであれば、多少売却価格が低くなるとしても、マンション買取で売却することをおすすめします。

弊社でもマンション買取の査定は無料で行っていますのでお気軽にご相談ください。
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