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悪徳不動産屋に騙されない!おとり広告の見分け方

不動産マメ知識#おとり広告

最終更新日:2018.01.21

悪徳不動産屋に騙されない!おとり広告の見分け方

皆さん、こんな経験ありませんか?

すごく良い条件の物件を見つけたので、不動産屋に問い合わせ。

「お店に来ていただければ、物件のご案内できますよ」と言われたので、実際に訪問してみたけど、「昨日、申込みが入ってしまいました」などと言われて、別の物件を勧められた。

なぜ、このようなことが起こるのかと言うと、

  1. 本当に申し込みが入っていた
  2. 問い合わせ物件が”架空物件“だった

の2パターンが考えられます。

実際、「昨日、部屋が空いていたのに、翌朝に再度確認したら埋まっていた。」は、繁忙期ならよくあることです。

問題なのは、故意に「架空物件」を掲載しているパターン。

つまり、「嘘でもいいから、他社より魅力的な物件を広告掲載して呼び込もう」と考える不動産屋に当たってしまった場合です。

大阪では、大きい小さい不動産屋にかかわらず、このような”おとり広告”と呼ばれる手法が蔓延しており、多くの方が引っかかっています。

おとり広告は、不動産屋の都合でお客様の貴重な時間を奪う許されない行為です。

また、このような悪徳不動産屋は得てして、

  • 大家さんの指定の礼金から上乗せする(例:礼金1ヶ月→2ヶ月)
  • 不必要な初期費用を上乗せする(例:不必要な消毒代、鍵交換費用、清掃代などを請求する)

など、不動産屋と消費者の情報格差につけこんだ条件を提示して、ちょっとでも多くの儲けを得ようとします。

今回は、そんな悪徳不動産屋に騙されたないために「おとり広告」の見分け方を紹介します。

おとり広告の見分け方

次は、おとり広告かどうか見分けるためのチェック項目です。

1、おかしなくらい好条件の物件ではないか?

周辺の物件と比較して、著しく家賃が安いなど、”おかしなくらい好条件の物件“であれば、おとり広告を疑ったほうが良いでしょう。

例えば、

  • 大国町駅から徒歩3分、敷金礼金ゼロ、家賃4.1万円、築浅1DK

の物件です。

大国町駅の一人暮らし向け物件(ワンルーム、1K、1DK)の家賃相場5.9万円より“2割以上”も安くなっています。

仮に相場より家賃が安ければ、

  • 駅から遠い
  • 築年数が経っている
  • 設備が劣っている(洗濯機置き場なし、風呂なし、共同トイレなど)
  • 幹線道路・線路沿いで騒音・振動がある
  • 歓楽街やお墓が近い

など、何かしらの理由があるはずです。

基本、余程の訳あり物件(自殺などの事故物件)でない限り、著しく安くなることはありません。

理由もないのに家賃が安すぎるなら、要注意です。

2、定期借家契約の物件ではないか?

物件広告に「定期借家契約」と記載されているなら、おとり広告と疑ってかかったほうが良いでしょう。

定期借家の広告例

よくあるのは、

  1. 条件が良い賃貸物件(実は定期借家)で来店を促す
  2. 来店時に「実は、定期借家だから、1年しか住めません」など、定期借家のデメリットを説明
  3. 本当に契約してほしい「別の物件」を案内する

という手口です。

定期借家とは説明されますが、こちらも「架空物件」となり、実在しません。

分譲賃貸マンションでよく使われている手口なので注意しましょう。

定期借家とは?おとり物件に注意

2017.04.08

3、現地待ち合わせで部屋を見せてくれるか?

おとり広告かどうか判断するために、現地待ち合わせをお願いしてみるのも1つの手です。

問い合わせをして、部屋が「空いている」と言われたら、現地待ち合わせをお願いしてみましょう。

ここで、

  • オーナー様の方針で現地待ち合わせは禁止されている
  • 手続きのために、一度お店に来てもらう必要がある

などと言って、現地待ち合わせを渋るようであれば「おとり広告」の可能性が高いです。

すでに「入居者がいる物件」や「架空の物件」を案内することは不可能。

だから、おとり広告の業者は、現地待ち合わせを何としても回避しようとします。

ただ、実際のところ、「現地待ち合わせをしたのに、お客様が現れない・・・」といったことは良くあり、おとり広告でなくても嫌がる不動産屋はあります。

最後に

引っ越しをするには、大変な労力と時間を要します。

ましてや、急な引っ越しや遠方から不動産屋に訪れる方にとっては、時間はとても貴重です。

一昔前は、不動産会社によって、取り扱っている物件数などに違いがありました。

しかし、今は、国土交通大臣指定の「不動産流通機構(通称:レインズ)」という仕組みにより、”ほぼ全て物件情報”がインターネット上で共有化されています。

つまり、基本的には、どこの不動産会社でも、同じ物件を取り扱え、不動産業界への新規参入も用意になりました。

そんな事情もあり、ちょっとでも他社と差別化を図るために、実在しない好条件物件を掲載する「おとり広告」が蔓延しているのでしょう。

弊社では、大阪限定にはなりますが、他社掲載物件も含め、「おとり広告かどうか」無料でお調べしています。

この記事を読んで「これってひょっとして、おとり広告?」と思ったら、お気軽にご相談ください。

株式会社大坂不動産事務所
TEL:06-6630-3300(営業時間:10:00~20:00)

また、弊社運営の賃貸情報サイトは、”おとり広告ゼロ”はもちろん、まめな更新で”成約済み物件ゼロ”を心がけています。

なんば周辺で部屋探しをしているなら、是非、こちらからお部屋探しをしてください。

【不動産】おとり広告とは?好条件すぎる賃貸物件に注意

2017.06.30