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- 最終更新日:2018/07/09
大阪市24区の人口増加率ランキングTOP5

大阪市は、大阪府のほぼ中心に位置し、面積約225km²、人口約270万人を抱える西日本最大の都市です。
商業施設やオフィスビル、教育・交通・行政機関が集積し、大阪市を中心とする京阪神大都市圏は、東京23区を中心とする首都圏に次ぐ規模。
周辺地域を巻き込んでヒト・モノ・カネ・情報を集めた一大都市圏を形成しています。
今回は、そんな大阪市で人口増加率が大きい区TOP5をご紹介します。
※平成28年10月26日に総務省より公表されてた「平成27年国勢調査」の調査結果に基づいたデータとなります。
第1位、中央区
人口増加率で堂々のトップは、大阪市中央区です。
人口93,069人、5年間の人口増加率は18.3%(+14,382人)を記録しています。
中央区は、
- 大阪を代表する繁華街ミナミ(難波・心斎橋)
- 大手企業が密集するオフィス街(淀屋橋・北浜・本町)
- 大阪府庁舎、大阪府警察本部などの公共施設(大手前)
- 道頓堀、なんばグランド花月、黒門市場、アメリカ村、大阪城などの観光スポット
がある地域です。
大阪ミナミには、テレビなどでおなじみグリコの看板(グリコネオン)や動く巨大カニ(かに道楽本店)、くいだおれ太郎など、ド派手で奇抜な看板がいっぱいあり、たこ焼きを食べ歩きながら、ディープな街を散策できます。
平成7年ごろまで長年に渡り、ドーナツ化現象による人口減少が続いていましたが、大型マンション、タワーマンションの建設ラッシュにより、人口が増加に転じました。
家賃相場は高くなりますが、買い物・食事・遊び・観光・ビジネス、なんでも揃う便利なエリアです。
第2位、浪速区
第2位は、大阪市浪速区です。
人口69,766人、5年間での人口増加率は13.0%(+8,021人)、面積4.39km²で日本一小さな行政区となります。
浪速区は、
- 日本有数の電気街でんでんタウン(日本橋)
- 通天閣やジャンジャン横丁で有名な新世界(恵美須東)
- 「緑との共存」をテーマにした大型複合施設なんばパークス(難波中)
がある地域です。
古きよき大阪の風景が色濃く残る新世界には、串かつ屋がひしめき、他にも、安くて美味しいB級グルメがたくさんあります。
浪速区は、以前は、少しごちゃごちゃした街並みでしたが、旧国鉄貨物ヤード跡地や大阪球場跡の再開発など、ここ数十年にのぼる大規模な再開発により、綺麗な街並みになりました。
特に大国町駅は、難波駅までは1駅。
地下鉄御堂筋沿線・四つ橋線が利用でき、交通の便が非常に良いことから、人気が高まっています。
事実、リクルート住まいカンパニーが調査した「2016年版 みんなが選んだ住みたい街ランキング」の「関西版の穴場だと思う町(駅)ランキング」で大国町は堂々の2位にランクインしました。
日本橋・新世界を除き、ある程度、繁華街から離れているため、そこまで人混みは激しくありません。
住宅街が多く、割りかし静かな住むのに適したエリアと言えます。新社会人や転勤族、学生など単身者におすすめです。
第3位、北区
第3位は、大阪市北区。
人口123,667人、5年間での人口増加率は12.0%(+13,275人)です。
北区は、
- 大阪を代表する繁華街キタ(梅田)
- 家電量販店最大の売り場面背を持つ「ヨドバシカメラマルチメディア梅田」
- 日本一長いアーケード商店街「天神橋筋商店街」
- 高層ビルが立ち並ぶビジネス街(梅田~中之島)
- 西日本最大の駅JR大阪駅
- 大阪市役所
がある地域です。
近年は、JR大阪駅の大規模改修、複合商業施設「グランフロント大阪」の開業、阪急百貨店うめだ本店の建て替えなど、大規模な再開発が続き、街並みが一変。
今後もJR大阪駅北側の「うめきた2期地区」再開発プロジェクトにより、さらなる発展を遂げると予想されます。
交通の便がよく、JR大阪駅からは、神戸、京都、北陸、奈良、和歌山など、各方面への電車が発着。地下鉄御堂筋沿線・谷町線・四つ橋線・堺筋線、阪急線、阪神戦、京阪線なども通っています。
家賃相場や物価が高く、繁華街が大部分を占めるため騒々しい地域も多いですが、買い物施設や交通が充実している非常に便利な街です。
第4位、西区
続いては、大阪市西区がランクイン。
人口92,430 人、5年間での人口増加率は11.3%(+9,372人)です。
西区は、
- オリックス・バファローズの本拠地「京セラドーム大阪」
- 大阪一の蔵書数を誇る「大阪市立中央図書館」
- 9.7haの都市公園「靭公園」
- ビジネス街(肥後橋~四ツ橋)
がある地域です。
堀江周辺は、カフェやインテリアショップ、雑貨店が立ち並ぶおしゃれスポットとして知名度があります。
近年の都心回帰の中、ビジネス・繁華街に隣接した”住宅街”として見直され、高層マンションの建築が続き、若年層やファミリー層を中心に人口が増加しています。
西区は、少し家賃相場は上がりますが、梅田や難波へのアクセスが良く、街全体が静かで住みやすいエリアと言えます。
第5位、天王寺区
大阪市天王寺区もランクイン。
人口75,729人、5年間での人口増加率は8.5%(+5,954人)です。
天王寺区は、
- 神社・寺院(四天王寺、一心寺、生國魂神社など)
- 天王寺公園・動物園、真田山公園
- 大阪市立美術館
がある地域です。
はるか昔、大阪市域はほとんど海の底でしたが、上町台地(現在の天王寺区)は半島状の陸地として存在していました。
そのため、この地は、長い長い歴史を持ち、聖徳太子の時代に創建した四天王寺をはじめ現在180を超える寺院があります。
名門の私立学校が多く、面積あたりの文教施設(寺院、学校、美術館、図書館、動物園など)の割合が区内一高いことから、市内有数の”文教地区”として知られています。
坂が多いのは若干難点ですが、寺院や学校に囲まれ、比較的静かで住みやすいエリアです。
最後に
いかがでしたか?
これまで長い間、いわゆるドーナツ化現象により、人口が郊外に流出していた大阪市ですが、単身者世帯の増加などライフスタイルの変化により、利便性の高い都心部の人口が回復する”都心回帰”が進んでいます。
特に大阪市内の中でも利便性の高い「大阪市中央区」を中心に人口が増えていることが、この記事からお分かりいただけたと思います。
今回、地域の特色などもまとめましたので、これから大阪市内に引越しする方は、是非参考にしてください。

フクマネ不動産 編集部

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