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「南向き」なのに薄暗い?都市部で注意、意外な落とし穴とは

不動産マメ知識#GA#南向き

最終更新日:2018.05.06

「南向き」なのに薄暗い?都市部で注意、意外な落とし穴とは

弊社では、お陰さまで日々多くのお客様にご来店いただき、色々な話しをしながら、部屋を提案しております。

その中で希望条件としてよく挙げられるのが「南向き」の部屋です。

この記事を読んでいる方の中にも、「南向き」を条件に部屋探しをしてる方は多いのではないでしょうか?

でも、少し待ってください。

確かに「南向き」は日中の日当たりがよく、洗濯物がよく乾くなどのメリットがありますが、すべての部屋に当てはまるわけではありません。

マンションが建っている場所によっては、南向きの恩恵をまったく受けられない可能性があります。

「南向き」でも日当たりが悪い原因

注目していただきたいのはマンションの周辺状況です。

次の地図で示したマンションは「南向き」の部屋ですが、そのすぐ南側には建物があります。

南向きの部屋 地図

この場合、建物に太陽の光が遮られてしまうので、日当たりは良くありません。

つまり、部屋の方角が「南向き」であったとしても、すぐ前に建物があれば、日当たりは悪くなります。

また、前に建物がない(道路を挟んでいる)場合であっても、状況によっては日当たりが悪いケースがあります。

次の例だと、右側のマンションの低層階には、あまり日光が入ってきません。

日当たりのイラスト

このように、「南向き = 日当たり抜群」とは、必ずしもならないことが分かります。

「南向き」以外も探してみては?

もちろん、南向きで目の前に高い建物がない”日当たり抜群”の部屋があれば理想的でしょう。

しかし、「南向き」で条件を絞ってしまうと、それだけ、物件を選択する幅が狭まってしまうことになります。

もしかしたら、「南向き」にこだわるあまり、たまたま空室になった「家賃が安くて、立地が良い物件」を見逃しているかもしれません。

目の前がひらけているマンションを選ぼう

「南向き」を条件に部屋を選んでも、すぐ目の前に建物があれば、日当たりが良くないだけでなく、窓からの眺望も良くありません。

私たちがおすすめするのは、目の前が開けているマンションです。

特に東京や大阪などの都市部では、高い建物が密集しているため、思っていたより日当たりが悪いケースが多々あります。

不動産広告に「南向き」と書いているからといって、絶対に日当たりが良い訳ではありません。

実際どうなのかは、内見をしたり、その地域の物件情報に詳しい不動産屋と相談することが大切です。